2006年11月19日

秋の午前

秋晴れ。
午前。
山は穏やかにそこにいる。
ふもとの家のどこかから
焚き火の白い煙が立ち上がっている。

秋の終わりの
ほんのりと残る温かみと
きりっとした寒さの
共存している日。

赤や
黄が
混ざり始めた緑の中で
山は静かにたたずんでいる。

ふもとの家々を見下ろして
その
両手で
ゆったりとくるんで
黙ってすわっている。

いろいろな家。
そこにすむいろいろな人。
いろいろな思い。
人の数だけ流れている
いろいろな人生。

流れ
動き
うつろい
変化する
「生」がひしめき合う世界の
その上の方で。

自身も少しずつ
変化しながら

のんびりと

山は
眺めている。

「動かずに
ただ
在るということも
愛なのだ」と

山が。

それが
「生」なのだと

山が。




posted by ミューズ at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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